2009年5月11日月曜日

開業後の節税3-4

皆さんこんにちは。湯沢会計事務所の湯沢勝信でございます。
今日は、経費を税務署にきちんと認めてもらうにはどうしたら良いか、という事についてお話しします。

【きちんと帳面を付ける】
個人事業の場合、節税の第一歩は青色申告を選択する事です。青色申告には税務上色々な特典があるからです。
が、特典がある反面、記帳義務もあります。すなわち、きちんと帳面を付けますという事を税務署に対して宣言しているという事なのです。
経費というのは、事業において収入を得るために使ったお金です。しかし経費がどういった意味合いで使用されたかは、使用した本人にしかわかりません。ですから経費を計上するためには、単純に領収証を取っておけば良いというものではないのです。
銀行からのやり取りならば振り込み先の記録が残るでしょう。しかし現金でのやり取りは本人にしか証明は出来ないのです。
ですから日付、相手先、内容、事業との関連性をきちんと記録しておく必要があります。最低限、現金出納帳をつけておかないと、何に幾ら支払ったのかがわからなくなってしまいます。

【自身で帳面を付ける】
よく現金出納帳をつけるという事に関して、会計事務所に全てをまかせてしまっている先生がいらっしゃいます。そうした場合会計事務所に公私合わせた領収証を全て渡してあとはまかせてしまうケースが多いのですが、会計事務所というものはどうしても安全を優先させてしまいますから、経費に白・グレー・黒と色づけをした場合、黒は勿論ですが、危険性を含むグレーも切り捨ててしまいます。
ですから少しでもたくさんの経費を計上し、本当に節税対策をしたいと思うのならば、先生ご自身がグレーの部分を含め経費である事を証明する必要があります。
節税しようと思ったら汗をかきましょう、よく私がクライアントの先生方に言う言葉です。
また、お金の管理や記帳がしっかりしている医院は税務署の職人に納税意識が高いと見られるので、経費の計上が認められやすくなります。


湯沢会計事務所
http://www.yuzawa.com/

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