2009年7月9日木曜日

提供するサービスの工夫による増患対策3

皆様こんにちは。湯沢会計事務所の湯沢勝信です。
本日は前回に引き続き「提供するサービスの工夫による増患対策」という事でお話しします。

9.夏はおしぼり、冬は膝掛け、雨の日にはタオルを提供
夏の暑い日には汗を拭くためのおしぼりのサービス(個別包装された使い捨ての紙おしぼり。一つ3円程度で手に入る)
冬の冬厳しい日には膝掛けをワゴンに入れて提供し、寒そうにしている患者がいたらこちらから声をかけるようにする
雨の日にはタオルの貸し出し(病棟の寝具などとともに契約しているリネンサービス業者に相談すればコストも安くすむでしょう)
・・・など。天候に応じたサービスで快適さをアップしましょう。

10.無料サービスで通院患者をつなぎ止める
昼休みなどを利用して、職員による無料の習い事教室やマッサージなどをサービスしましょう。予約制にする事で通院患者をしっかりつなぎ止めるだけでなく、患者と職員のコミュニケーションアップにも繋がります。
また、足裏マッサージなどをする事で爪白癬やウオノメを見つけると新たな受診の切っ掛けにもなります。

11.給茶器の設置
どう工夫をしても患者の待ち時間を無くす事は困難です。待合室でお茶のサービスをする事によって、患者の不満を軽減しましょう。
ポットや給茶器を設置するのも有効ですが、スタッフが煎れたお茶を配りつつ「お待たせしてすみません」と一声掛けるなどの対応をするとコミュニケーションを取る切っ掛けにもなります。

12.ペットの給餌器で早朝の行列対策
どの病院でも見られる早朝からの診察受付番号札の行列。・・・職員が早くに来て対応すると、患者からなんらかの相談を受けてしまうだろう事は間違いなく、医師のいない時刻に病院を開けてしまう事には問題がありました。
そこで設定した時間に蓋が開く仕組みになっているペットの給餌器を利用し、診察受付番号を無人状態で配布するというのはどうでしょう。
器具は一万円前後でペットメーカーから購入可能です。

13.窓口にスタンドを立てて待ち時間を表示
待ち時間への患者の不満を和らげる手段の一つが、自分の順番が来るまでの時間の目安を伝える事です。
電光掲示板など設置している病院も増えてきていますが、そこまで本格的でなくても職員が手動で更新するスタンドなどを出しておくだけでも充分な効果が得られます。
会計までの待ち時間の目安は5分までとし、職員がそれを意識すれば自然と待ち時間は縮小されますし、目安がわかる事で患者が自分が呼ばれた事に気付かなかった、といったような事も少なくなるでしょう。


湯沢会計事務所
http://www.yuzawa.com/

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